私は、山梨県甲州市で、畳屋をしております。生業としての畳業を中心に、私の歩みを掲載していきたいと思います。さあ、自分探しの旅の始まりです。

畳裏返し

わたしの住む、恵林寺を中心としたおよそ半径3kmを、
昔は、松里村と言った。

今でも、その地名は残っており、この地域を、「松里」という。
わたしの出た学校も、松里小学校に松里中学校である。

今日は、私の家から3軒隣の、松里の公会堂の畳の表替えの仕事を始めた。
今回で、3回目。

2階20畳間に、19畳の畳が敷いてある。
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大分、擦り切れている。
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中には、引っかき傷も。
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私が、畳屋をやり始めて10年。もっと前の仕事だ。
国産表が使ってあるので、色も綺麗に焼け、こんなに、持つのだ。
ちなみに、裏返しがしてあるので、1枚の畳表で20年以上持っている計算になる。
天気の様子もあるが、土曜日に敷き込みの予定。
藁床(30kg/1畳)なので、2階まで19枚。結構、いいトレーニングになりそうだ。
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夜には、花ひろの保坂さんとカメラマンの小野さんが
小さな削ろう会の取材に来てくれた。
大会まで、あと1ヶ月ちょっと。

峡東catvと勝沼町CATV組合で7月中旬に、放送予定。お楽しみに!!
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賢い畳の使い方の1つに、「裏返し」がある。

「裏返し」とは、下記の写真のように、畳は使っていると、色が変色し、茶色くなる。
また、擦れたりして、表面の皮が剥けてくる。
この茶色く焼けた、い草を剥がし、裏面をひっくり返し使う方法である。

擦れて茶色くなった表面は、裏側になり、裏面の緑のい草が、表面になる。
昔の人のものを大切に、気持ちよく賢く使う知恵である。

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畳が茶色く変色したもの。
均一に焼けている。高級品の証。
畳の良いものと悪いものの見分け方の1つに、均一に茶色く焼けるものと
黒い筋が一杯入って焼けるものの違いがある。
これは、使ってみなければ分からないので、一般の人にはほとんど分からない。
長年経験した畳屋の目利きの1つだ。

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アップにすると、その艶がよく分かる。
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箪笥など置いてあった場所は、当時のい草の緑色のまま。
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ひっくり返すと、綺麗な緑色がでてくる。
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畳表をピンと張り、針で留める。
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10年以上使った畳表の裏の色。
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高級品なので、使ってあるい草の本数も6,000本~7,000本くらい。
下級品は4,000本くらい。
悪いイグサは、除き、良いイグサを選別して使ってあるので、色が均一。
アップにするとよく分かる。
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国産のある程度良い畳表を使うと、場所、使い方にも寄るが、
10年使って、「裏返し」をし、しかもこんなに綺麗になる。
そして、また10年。表、裏で計20年も1枚の畳表で使えるだ。

明日、4月29日は、畳の日です。

甲府駅前にて、山梨県畳組合の皆さん25名と、
熊本からい草農家の方々4名で、

「い草の束」 500束を無料配布いたします。
花瓶に差して、い草の香りを楽しめます。

【場所】 甲府駅南口
【時間】 10:00~14:00 (500束がなくなり次第終了です)


YBSラジオでも、スコーパーの方が取材に来て頂けることになりました。
ラジオでも、お楽しみください。

みなさん、お誘いの上、お越しください。